明治通宝

日本紙幣の誕生【わかりやすい解説】

2019年9月21日

富士山

日本で初めて発行された紙幣は、いつできたのか?どんなデザインなのか?どんな時代だったのかをお伝えします。

諭吉くん
諭吉くん

案内人の諭吉くんだ。
これから日本紙幣について勉強していくよ。

オイラはどら猫くんだ。
これから諭吉先生に色々教わる猫だぞー。

どら猫くん
どら猫くん
諭吉くん
諭吉くん

では、本題に入るよ。
日本紙幣が最初にできたのは、いつだと思う?

弥生時代かー?いや平安時代だぞー!

どら猫くん
どら猫くん
諭吉くん
諭吉くん

随分さかのぼりましたね。
答えは明治時代です!

目次

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初めての日本紙幣は明治時代に発行された

そう、日本紙幣の始まりは明治時代
明治新政府によって、ドイツに印刷を依頼して1億5千枚分を発行したんだ。

初めて発行された日本紙幣ってどんなものだったのか見ていこう!

初めての日本紙幣はどんな紙幣だったの?

明治通宝1円

1枚目の写真は明治通宝1円だよ。

鳳凰と竜の絵がかっこいいね。
初めての紙幣でこのクオリティは素晴らしいと思わないかい?

明治通宝の文字は最初は手書きでされていたが、途中から木版に変えたそうだ。

左が明治通宝半円/右が明治通宝20銭
1円と20銭の間に半円という紙幣があった。

明治通宝10銭
見た目がどれも似ていて間違えて支払ってしまいそうだね。

ここまでの明治通宝1円~10銭の発行日と廃止日をまとめたよ。
明治通宝1円発行】明治5年2月15日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝半円発行】明治5年2月15日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝20銭発行】明治5年2月15日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝10銭発行】明治5年2月15日 【廃止】明治20年6月30日

初めての日本紙幣はこの4枚になるけど、その後にも同年に続々と紙幣ができたんだ。

同じ年に発行された日本紙幣

左は明治通宝10円 / 中は明治通宝5円 / 右は明治通宝2円

この紙幣も同じデザインだね。

明治通宝10円 発行】明治5年6月25日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝5円 発行】明治5年6月25日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝2円発行】明治5年6月25日 【廃止】明治32年12月31日

明治通宝100円 / 右 明治通宝50円

明治通宝100円発行】明治5年8月13日 【廃止】明治32年12月31日
明治通宝50円 発行】明治5年8月13日 【廃止】明治32年12月31日

明治通宝10銭以外は、全て明治32年の12月31日で廃止になったんだね。
27年も同じ紙幣が使われていたなんてスゴイことだと思わないかい?

では、この頃にはどんなことが起こっていたのか一緒に覚えていこう!

この頃の出来事

私事だが『学問ノススメ』が発行された年だよ!350万部も売れて驚いたねぇ。

明治5年に義務教育が出来た。
意外と早くから義務教育は存在していたんだ。
他には、この年の12月は2日しかなかったようだよ。

え?12月が2日しかなかったってことかー?

どら猫くん
どら猫くん

明治5年の12月に天保暦から西暦に変わり、12月3日が明治6年の1月になってしまったんだ。
天保暦というのは、太陽陰陽暦のことで簡単にいうと月の満ち欠けや太陽の動きで1か月や1年を計算していた。それを西暦に改暦し1日24時間と時間を定めるようになったんだよ。

12月生まれの人は誕生日ケーキが食べれなかったってことかー。
可哀想だぞー。

どら猫くん
どら猫くん
諭吉くん
諭吉くん

うむ。
今日の授業はここまでだ。
明日からは人物が出てくるから、少し楽しめると思うぞ。
どら猫くんは予習してくるように!

ええー!オイラこれから夜の集会なのにー!

どら猫くん
どら猫くん

次回もお楽しみに!

参考文献:日本貨幣カタログ2019

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