今日は【日露戦争】から【日韓併合】までの流れをわかりやすくお伝えします。
オイラそろそろ①の内容忘れてきたぞー。
では、前回までの出来事を年表にして振り返ってみようか。
明治8年(1875年) 江華島事件
明治9年(1876年) 日韓修好条約
明治15年(1882年) 壬午軍乱
明治17年(1884年) 甲申事変
明治18年(1885年) 天津事変
明治27年(1894年) 甲午農民戦争・日清戦争
明治28年(1895年) 下関条約・三国干渉・閔妃殺害事件
上記に関する記事はこちら⬇
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目次
【日韓併合】までの日韓の出来事をわかりやすく会話で知る①江華島事件～甲申事変編
明治43年に起こった【日韓併合】に関しての出来事を、わかりやすくお伝えします。 諭吉くん今日は、日韓併合までに起こった様々な出来事を勉強するよ！ オイラも日本猫として気になる内容だぞー。 どら猫くん ...
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【日韓併合】までの日韓の出来事をわかりやすく会話で知る②天津条約～日清戦争編
今日は【天津条約】から、わかりやすくお伝えします。 日韓併合までの出来事①はこちら 前回は諭吉先生も関わっていた事件があってビックリしたぞー。 どら猫くん 諭吉くんこれからも少し出てくると思いますよ。 ...
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前回最後の話は、日本人行使が閔妃(ミンビ)を殺害した事件だ。
閔妃殺害事件で朝鮮は完全に反日になり、ロシアにすり寄ることとなった。
さぁ、その続きを見ていこうか。
日露戦争のはじまりとイギリス・ロシア・大韓帝国との条約
日英同盟協約 明治35年(1902年)
あれからロシアは、遼東半島を返還させたことで清に見返りを求め始めた。
そして、密約が交わされロシアが遼東半島を管理することになった。
なんだよそれ！結局は遼東半島が欲しかっただけかー！
満州を狙っているので手に入れたくて仕方ないんでしょうね。
朝鮮では、閔妃が亡くなってから2年後の明治30年(1897年)、朝鮮の国名は『大韓帝国』と改称された。
そして国王は皇帝と呼び名が変わった。
清の動きは、明治33年に列強への宣戦布告を言い渡し義和団の乱(北清事変)を起こす。
日清戦争後は『小さな島国に負けた清』と列強から勢力を伸ばされ宗教まで進出されたからね。
義和団の乱に関しての記事はこちら⬇
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甲号兌換銀行券100円 裏紫100円【藤原鎌足と談山神社】中臣から藤原へ
明治33年に発行された甲号兌換銀行券100円(100円札)に描かれた人物と、発行年の出来事をわかりやすくお伝えします。 諭吉くん今日は、当時1枚200万円の価値がある甲号兌換銀行券100円札を勉強しよ ...
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清の宣戦布告を受け制圧しに行った国は、写真の左からイギリス・アメリカ・ロシア・インド(イギリス領)・ドイツ・フランス・オーストリア・イタリア・日本だ。
乱が収まった後、他の国は退却したがロシアは密かに満州に留まっていた。
南下する準備をしていたんだ。
目指せ東アジア制覇！だったようだけど、そうは行かない。
日本とイギリスは新たに『日英同盟』を結び、ロシアの動きを制圧した。
日露戦争開戦 明治37年(1904年)
それから日本はロシアに対して外交交渉を続けた。
日本にとってロシアが満州を占拠し続けることは不都合だった。
清や大韓帝国を支配し始めたら、日本にも襲いかかるだろうと懸念した。
しかし、戦争は避けたい。
と、政府は考えていたが日本国民やマスコミは戦うつもりで盛り上がっていたんだ。
外交交渉に耳をかさないロシアと国内の盛り上がりを見て、日本政府は重い腰を上げた。
《明治37年(1904年)2月8日》
日露戦争開戦。
開戦2週間後、日本政府は大韓帝国政府に対して『日韓議定書』を強要した。
日韓議定書
１，大韓帝国政府は日本政府を確信し、忠告を受け入れること。
２，大韓帝国の皇族の身を守る。
３，大韓帝国の独立・領土保全を保証する。
４，領土の保全が危ぶまれた時は日本政府が即時対応。
５，条約を破り第三国と協約と結ばないこと。
この議定書は清・イギリス・フランス・ドイツも承諾している。
第一次日韓協定 明治37年(1904年)
開戦の年の8月、大韓帝国内でのロシアとの戦いは日本が勝利。
その為、大韓帝国は日本の事実上の占領国となった。
日露戦争を支援していたイギリスとアメリカに合意され『第一次日韓協約』を結ぶこととなる。
内容は、『大韓帝国の外交は日本政府の許しがないとしてはいけない』というものだった。
その後、日露戦争は遼東半島をメインで行われた。
陸海の戦いともに日本が優勢だった。
この2人の司令で動く日本軍は強かった。
陸の大山・海の東郷と国内外で讃えられたんだよ。
《明治38年(1905年)9月5日》
日露戦争は終結し、日本が戦勝国となった。
え！日本があの大国に勝ったの？！スゴイぞー！
この二人は英雄と言われていたよ。
ポーツマス条約 明治38年(1905年)
さぁ、ロシアと戦った日本の目的は何だったか覚えているかな？
えーっと…満州の占拠を辞めさせる為かー？
そう。
どら猫くんの言う通り、ロシアの南下計画を阻止するために満州の占拠を辞めさせる必要があったんだったね。
しかし、ロシアは諦めずにいた。
小さな戦いに敗れただけだ。ロシアはまだ戦える！
日本の続戦は無理な状況だと判断したアメリカのルーズベルト大統領は、日本とロシアの仲介をした。
そして日本とロシアで『ポーツマス条約』が結ばれた。
ポーツマス条約
１，ロシアは満州と大韓帝国から撤兵すること。
２，樺太の南部割譲。
３，日本に干渉しないこと。
４，遼東半島の関東州は日本が租借権をもつ。
敗戦国は賠償金を払う決まりがあったが、条約を結ぶ代わりに払わないというロシアの要求を受け入れた。
第二次日韓協約 明治38年(1905年)
大韓帝国の皇帝・高宗は、日本の許可がなければ外交ができないことを良く思っていなかった。
そして、密かにロシアのニコライ2世とやり取りとしていることが発覚したんだ。
え。第一次日韓協約で外交は勝手にしないって決めたよなー。
あの国の『約束は破るもの』っていう感覚は、昔から変わらないようだね。
そこで新たに『第二次日韓協約』を結んだんだ。
第二次日韓協約
１，大韓帝国の外交権は完全に日本にある。
２，大韓帝国皇帝の下に、日本政府の代表(総督)を置く。
※他は似たようなものなので省略します。
別名『保護条約』や『己巳条約』ともいうよ。
こうして、大韓帝国は日本の保護国となったんだ。
漢城に統督府を配置させ、初代統督には伊藤博文が抜擢された。
ところが、また裏切られる。
え…また？！
ハーグ密使事件 明治40年(1907年)
大韓帝国の皇帝・高宗がまた条約を破った。
オランダのハーグで開催されていた万国平和会議に3人の密使を送ったのだ。
密使は『日本に奪われた外交権を取り戻したい』と訴えて歩いた。
密使が送られたことを報告された統監・伊藤博文は、密使計画の指示をした高宗を皇帝から退位させた。
この国の保護は疲れますよ。
お気持ち、お察しします。
だから『脱亜論』なんですよ伊藤さん。
第三次日韓協約 明治40年(1907年)
懲りない大韓帝国はどんどん自分たちの首を締めることとなった。
次に交わされた『第三次日韓協約』では、完全に日本の支配下に置かれた。
第三次日韓協約
１，日本が韓国政権を獲る。
２，韓国軍の解散。
そして当時、外務省高官だった倉知鉄吉(くらき てつきち)は大韓帝国が廃城し、日本領土の一部になるということで日韓併合の任務に就いた。
言葉が過激にならぬよう『アネキゼーション(併合)がいいんじゃないか』と語っていたそうだ。
伊藤博文暗殺事件
明治42年10月、日本の領土になってしまうことを危惧した安重根(アン ジュウコン)・禹徳淳 (ウ・トクジュン)らは、大韓帝国の大東共報社を訪ね執拗に活動資金を募っていた。
拳銃と旅費が必要だったからだ。
危険な場所に旅行に行きたかったのかー？
暗殺のための資金調達をしていたんだよ。
一方、日本では満州と大韓帝国の問題についてロシアの大蔵大臣と会議をするために、伊藤博文と外交官・森槐南(もり かいなん)がハルビン市に向かって出発していた。
伊藤博文を乗せた列車がハルビン駅に到着。
ロシアのココツェフ蔵相が出迎えて駅のホームを歩いていた。
そこに一人の男が現れ、叫びながら銃を発泡した。
パン！パン！パン！パン！(銃声)
「コレヤーウラー！！」＝大韓帝国万歳を意味する
伊藤博文は倒れ込んだ。
3発の玉が被弾したのだ。
同行していた外交官の森槐南も1発あたっていた。
うう……3発あたった…誰がやった？
そう周りの者に訪ね「朝鮮人」と聞くと「馬鹿なやつだ」と言い、撃たれた森槐南を心配した。
そして最後にブランデーを口にし、30分後に亡くなった。
森槐南は撃たれたものの命に別状がなかった。
伊藤さん、安らかに眠って下さい！！
撃ったのは一体誰なんだー？
安重根(アン ジュウコン)という男だよ。
大韓帝国では3人で暗殺計画を立てたが、単独でハルビン駅に来たようだ。
伊藤博文 享年69歳。
日本では国葬が行われた。
その後、安重根は遼東半島で処刑された。
牢獄で千葉十七(ちば とうしち)という日本人看守が親切にしてくれたことを感謝し、処刑前に「生まれ変わったらまた会いたい」と伝えたそうだ。
千葉は、安重根の写真を大切にし毎日供養していたんだよ。
この行いは悪かったが、愛国心ゆえの行動だったのだろう。
日本にも津田三蔵という似たような行動を取った者がいたのを思い出す(大津事件)。
大津事件に関しての記事はこちら⬇
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日韓併合のはじまり
日韓併合に関する条約 明治43年(1910年)
『アネキゼーション(併合)』という一般的にはまだ知られていない言葉を用いて、日韓で8月22日に条約が結ばれることになった。
日本からは、陸軍大臣と統監を兼任する寺内正穀(てらうち まさたけ)が代表となり調印された。
大韓帝国からは、李完用(リ カンヨウ)総理大臣が調印。
日韓併合ニ関スル条約
大韓帝国を日本国帝王に譲渡すること
そして大韓帝国の立法・行政・司法の権限はすべて日本が握ることになった。
最後まで見てくれたことに感謝する。
併合までの出来事はここまで！
えー。オイラこの先も知りたいぞー！
『【日韓併合】までの日韓の出来事をわかりやすく会話で知る』シリーズはこれでおしまい。
続きの日韓併合の記事はこちら！
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次回もお楽しみに！
参考文献：歴史に見る 日本と韓国・朝鮮,これだけは知っておきたい日本と韓国・朝鮮の歴史,若者に伝えたい韓国の歴史,わかりやすい韓国の歴史,ビジュアル 明治クロニクル この国のかたちを決定づけた維新のドラマを読む,歴史がおもしろいシリーズ！図解 日本史,詳説 日本史図録,Wikipedia
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